4月2日、久しぶりに京都御苑に行ってみました。京都御苑というのは、明治維新まで天皇の住まいだった京都御所の外苑のことです。明治2年に天皇が東京に移られた後、御所を取り巻くようにしてあった宮家や公家の屋敷を取り壊して苑地としたものです。
今は、市民の憩いの場として開放されています。木々が多く植えられ、ところどころに芝生があったり、ベンチがあったりと、のんびり過ごすには最適の場所です。
都会の真ん中に、南北1300メートル、東西700メートルの広大な土地があるというのは、ある意味とてもすごいことです。自然が残っているという意味でも、貴重なところで、針葉樹、広葉樹あわせて一万本以上。また、鳥や小動物など生き物の宝庫でもあります。
この御苑の一角に、あまり知られていないのですが、桃林があります。かなり大きな古い木も含めて、数十本ちかくが植えられています。梅林は京都にもそこそこあるのですが、桃林というのは案外ないので、そういった意味でも貴重なスポットです。行きましたこの日、すでにほとんどの木が満開で、ちょっと桜とは違った雰囲気のお花見を楽しむことが出来ました。
隣接して、梅林もあるのですが、こちらはさすがに盛りを終えて、ちらほら息の長い花が残っている程度でした。 |